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樹木葬の費用とデメリット|平均71.7万円、合祀までの年数で中身が変わる

花と低木で区画された庭園型の霊園 墓じまい・供養
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いま購入されているお墓の半分近くが樹木葬です。鎌倉新書の第17回お墓の消費者全国実態調査(2026年)では、購入したお墓の種類のうち樹木葬が47.4パーセントを占めました。一般墓は15.2パーセントです。

平均購入価格は71.7万円。一般墓の152.0万円と比べると、半分以下になります。

ただし、この平均の内側は大きく割れています。同じ「樹木葬」でも、合祀型と個別型では金額も条件も別物です。 この記事では、費用の内訳と、契約前に確認しておく点を整理します。

みどりみどり
安くて、継ぐ人もいらないと聞きました。それなら良いことばかりに思えます。
たくみ先生たくみ先生
費用と継承の点は、そのとおりです。ただし多くの樹木葬には「いつ合祀するか」という区切りがあります。 合祀は他の方の遺骨と混ざることなので、後から取り出せません。ここを確認せずに契約すると、後で動かせなくなります。

結論|先に3つ

樹木葬を契約する前に確認する3つの点

1. 平均は71.7万円だが、型によって3倍以上の開きがある

合祀型なら10万円台から、個別型なら100万円を超えるものもあります。

2. 個別に安置される期間には、終わりがある

多くは十三回忌または三十三回忌までです。その後は合祀されます。

3. 合祀すると、遺骨は取り出せない

引っ越しや改葬の可能性があるなら、合祀までの年数が長いものを選びます。

今のお墓を引き払うなら、撤去費用から

樹木葬に移す場合、先に今のお墓を撤去します。墓石の撤去費用は、石材店によって数十万円の差が出ます。 全国の石材店から見積もりを取り寄せられます。利用は無料です。

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樹木葬とは、法律上は何か

樹木と草花で区画された樹木葬の霊園

法律に「樹木葬」という区分はありません。

墓地、埋葬等に関する法律の第4条は「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない」と定めています。

つまり樹木葬も、都道府県知事などの許可を受けた墓地の区域で行われます。自宅の庭や、所有している山林に遺骨を埋めることはできません。

「自然に還る」という言葉から、野山に撒く散骨と混同されることがありますが、別のものです。樹木葬はお墓であり、散骨は埋葬しない方法です。

みどりみどり
実家の裏山に埋めたい、と父が言っていました。
たくみ先生たくみ先生
それはできません。許可を受けた墓地以外に焼骨を埋蔵すると、法律に触れます。 自然の中にという希望なら、里山型の樹木葬霊園を探すか、海洋散骨を検討することになります。散骨は埋めないので、別の扱いです。

費用は、埋葬の型で決まる

樹木葬の合祀型・集合型・個別型の費用と特徴の比較

樹木葬は、遺骨をどう納めるかで3つに分かれます。ここが価格差の正体です。

型 納め方 費用の目安 個別の期間
合祀型 最初から他の方と一緒に納める 10万円から30万円 なし
集合型 1本の樹木の周囲に、個別の区画で納める 20万円から80万円 十三回忌から三十三回忌
個別型 区画ごとに樹木や墓標を設ける 50万円から150万円 三十三回忌まで、または永続

調査による平均の71.7万円は、この3つを合わせた数字です。合祀型を選べば平均を大きく下回り、個別型なら一般墓に近づきます。

内訳に何が含まれるか

  • 永代使用料:区画を使う権利
  • 埋葬料:遺骨を納める作業
  • 銘板・プレート代:名前を刻む板
  • 年間管理費:かからないところと、数千円かかるところがある

「永代供養付き」と書かれていても、年間管理費が別途かかる霊園があります。 総額で比べてください。


何人まで入れるかを、先に確認する

樹木葬は1人用が基本です。家族で入りたい場合、区画の条件を確認します。

  • 1人用:最も安い。夫婦で申し込むなら2区画
  • 2人用:夫婦向け。1人用の1.5倍から2倍
  • 家族用:4人から6人。個別型に多い

後から人数を増やせないことがある

「夫が入ったあと、妻も同じ場所に」と考えていても、1人用の区画では追加できません。申込みの時点で、将来入る人数を決めておく必要があります。

子や孫の代まで使えるかどうかは、承継の可否によります。承継者不要をうたう樹木葬は、そもそも代を継ぐ前提で作られていません。


いちばん大きいデメリットは、合祀

樹木葬の個別安置から合祀までの流れ

合祀すると、その遺骨は特定できなくなります。

他の方の遺骨と同じ場所に納められるため、後から「この骨を返してください」と言っても取り出せません。

これが問題になる場面は、主に3つです。

1. 引っ越して、お参りに行けなくなった

改葬しようとしても、合祀後は遺骨がありません。改葬許可を取っても、動かすものがない状態になります。

2. 親族が後から反対した

契約した人が亡くなったあと、他の親族が「先祖代々の墓に戻したい」と言い出すことがあります。合祀後は戻せません。

3. 分骨しておきたくなった

手元供養のために少量を手元に置きたくなっても、合祀後はできません。分骨するなら、納骨の前に済ませてください。

合祀までの年数は、霊園ごとに違う

十三回忌(没後12年)、三十三回忌(没後32年)が多く見られます。契約書に「安置期間」として書かれています。

年数が長いほど費用は上がります。永続的に個別のまま、という区画もありますが、その分だけ一般墓に近い金額になります。

みどりみどり
三十三回忌なら、私が生きているうちは大丈夫そうです。
たくみ先生たくみ先生
そこを基準に考えるのは合理的です。ただし「契約から33年」ではなく「最後の納骨から33年」など、起算点が霊園によって違います。 夫婦で入る場合、どちらの没後から数えるのかを確認してください。

お参りの作法が変わる

樹木葬では、一般墓と同じお参りができないことがあります。

  • 線香を焚けない:山林の火気厳禁、植栽保護のため
  • 供物を置けない:動物が寄るため、持ち帰りを求められる
  • 生花を供えられない:指定の場所にまとめる方式が多い
  • 区画に立ち入れない:植栽の中は、外から手を合わせる形になる

「墓石を掃除して、水をかけて」という一連の作業がなくなります。それを負担と感じていた方には利点で、儀式として大切にしてきた方には物足りなく映ります。

この違いは、パンフレットではなく現地に行かないと分かりません。 見学のときに、実際にお参りしている方の様子を見せてもらってください。


場所と季節で、印象が大きく変わる

樹木葬の霊園を見学するときの確認項目

郊外に多い

広い敷地が必要なため、都市部から離れた場所にあることが多くなります。公共交通機関で行けるか、送迎バスがあるかを確認します。

「駅から徒歩15分」と書かれていても、坂道であれば高齢の方には負担です。

冬の姿を見る

写真は花の季節に撮られています。落葉樹の区画は、冬には枝だけになります。契約前に、いちばん寂しい季節の写真を見せてもらってください。

樹木が枯れたらどうなるか

シンボルツリーが枯れた場合、植え替えるのか、その費用は誰が負担するのかを確認します。管理規約に書かれていることが多い項目です。

都市型は、公園のような外観になる

近年は市街地に作られる樹木葬も増えています。庭園のような区画で、樹木は背の低い低木や草花です。「森の中に眠る」というイメージとは違うため、見学して確認してください。


親族との合意を、先に取る

樹木葬を親族に説明する順番と反対されやすい点

樹木葬でもめる原因は、費用ではなく手順です。

決めてから伝えると、反対される

契約後に知らされた親族は「相談されなかった」という点で反発します。金額の問題ではありません。

話す順番

  1. 祭祀承継者(お墓を継ぐ立場の人)
  2. 故人の配偶者、子
  3. 故人の兄弟姉妹
  4. 菩提寺があれば、住職

菩提寺には早めに

先祖代々の墓が寺にある場合、墓じまいの相談が先です。離檀の話を後回しにすると、改葬許可に必要な書類が滞ります。

反対されやすい論点

  • 「合祀されたら手を合わせる場所がなくなる」
  • 「先祖代々の墓を絶やすのか」
  • 「安く済ませようとしている」

3つ目は、費用の話から入ると必ず出ます。継ぐ人がいないという事実から説明したほうが、話が通りやすくなります。

今のお墓の撤去費用を、先に出しておく

親族への説明では、金額の根拠が必要になります。撤去にいくらかかるかが分かると、話が具体的になります。 全国の石材店から見積もりを取り寄せられます。利用は無料です。

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今の墓から移すなら、改葬の手続きがいる

今のお墓から樹木葬へ移すときの改葬の手順

厚生労働省の衛生行政報告例によると、令和6年度の改葬は176,105件でした。前年度の166,886件から9,219件増えています。お墓を移す人は、毎年増え続けています。

手続きの順番

  1. 樹木葬霊園と契約し、受入証明書を出してもらう
  2. 今のお墓の管理者から、埋蔵証明書をもらう
  3. 今のお墓がある市区町村で、改葬許可申請書を出す
  4. 改葬許可証の交付を受ける
  5. 閉眼供養をして、遺骨を取り出す
  6. 墓石を撤去し、更地にして返す
  7. 改葬許可証を樹木葬霊園に提出し、納骨する

法律上、改葬の許可は遺骨が現に存する地の市町村長が行います(墓地、埋葬等に関する法律 第5条)。新しい霊園の側ではありません。

また同法第14条により、墓地の管理者は改葬許可証を受理しなければ埋蔵させてはいけないと決まっています。許可証がないと、契約していても納骨できません。

時間の目安

書類の往復に1か月から2か月、石材店の工事に2週間から1か月。全体で2か月から4か月を見ておくと安全です。


納骨堂・永代供養墓と並べて比べる

樹木葬と納骨堂と合祀墓と一般墓の比較

継ぐ人がいない場合の選択肢は、樹木葬だけではありません。

樹木葬 納骨堂 合祀墓 一般墓
平均購入価格 71.7万円 81.5万円 型により10万円台から 152.0万円
購入された割合 47.4パーセント 15.5パーセント 16.4パーセント 15.2パーセント
場所 屋外 屋内 屋外が多い 屋外
天候の影響 受ける 受けない 受ける 受ける
都市部の有無 郊外が多い 駅前にもある 両方 郊外が多い
個別の期間 十三回忌から三十三回忌 十三回忌から三十三回忌 なし 承継する限り
承継者 不要が多い 不要が多い 不要 必要

屋内か屋外かで、通いやすさが変わる

納骨堂は駅から近い立地に作られることが多く、雨の日でも参れます。高齢の方が通うなら、この差は大きく効きます。

合祀墓は、最初から合祀

費用は最も抑えられますが、納骨した時点で取り出せません。樹木葬の合祀型と、実質的には同じ扱いになります。

みどりみどり
納骨堂のほうが高いのに、選ぶ人が少ないのはなぜでしょう。
たくみ先生たくみ先生
自然の中に眠りたいという希望が、はっきり多いからです。調査でも重視した点の1位は「お墓の種類」で50.0パーセント、次が金額の43.9パーセントでした。価格より先に、形を選んでいる人のほうが多いということです。

申し込みから納骨までの流れ

樹木葬の資料請求から納骨までの流れ

1. 資料を集める(1週間)

複数の霊園から取り寄せて、総額の欄を並べます。永代使用料だけが載っている資料もあるので、内訳を確認します。

2. 見学する(1日から2日)

同じ日に2か所以上を回ると、比較しやすくなります。雨の日に行くと、足元の状態が分かります。

3. 申し込みと契約(1週間)

申込金を入れてから契約書を交わします。この段階で安置期間と起算点を読んでください。

4. 使用許可証を受け取る

納骨の当日に必要になります。紛失しないよう保管します。

5. 改葬が必要なら、手続きを進める(2か月から4か月)

今のお墓から移す場合は、ここで改葬許可の手続きが入ります。

6. 納骨する(当日)

宗教者を呼ぶかどうかは自由です。霊園が手配してくれる場合と、自分で頼む場合があります。納骨法要のお布施は3万円から5万円が目安です。


契約書で読む8項目

樹木葬の契約書で確認する項目の一覧

パンフレットには書かれず、契約書にだけ書かれていることがあります。

  1. 安置期間:何回忌までか
  2. 起算点:契約日か、最初の納骨か、最後の納骨か
  3. 合祀の方法:骨壷から出すか、袋ごとか
  4. 年間管理費:金額と、いつまで払うか
  5. 収蔵できる人数:あとから追加できるか
  6. 承継の可否:子が引き継げるか
  7. 解約と返金:納骨前後で条件が変わるか
  8. 霊園が閉鎖したとき:遺骨の扱いをどう定めているか

8番目は、ほとんどの方が読み飛ばします。 経営主体が宗教法人か公益法人かによって、継続性の見通しは変わります。永代と書かれていても、運営が続く限りという意味です。

みどりみどり
永代というのは、永遠ではないのですね。
たくみ先生たくみ先生
永遠ではありません。寺院や霊園が存続する限り、という意味です。 だから運営主体を見ます。長く続いている寺院か、新しく参入した事業者かで、判断材料が変わります。登記簿で法人の設立年を確認するところまでやる方もいます。

今のお墓を引き払う費用も、計算に入れる

樹木葬の費用だけを見ていると、総額を読み違えます。

墓じまいにかかるもの

  • 墓石の撤去と処分:1平方メートルあたり10万円から15万円
  • 閉眼供養のお布施:3万円から10万円
  • 離檀料:寺院による。0円から数十万円
  • 改葬許可申請の手数料:無料から1,500円程度
  • 遺骨の取り出しと運搬:数万円

一般的な区画で、合計30万円から100万円を見ておくことになります。区画が広い、重機が入らない、といった条件で上振れします。

樹木葬の費用と足すと

合祀型に移す場合でも、墓じまいを含めた総額は50万円を超えることが多くなります。樹木葬が安いのは「これから買う人」であって、「今の墓から移す人」の総額は別に計算してください。

仏壇や遺品も同時に出てくる

墓じまいをきっかけに、実家の仏壇や遺品の整理が始まることがあります。仏壇の処分には閉眼供養が必要で、粗大ごみとしては出せません。

仏壇や遺品が残っているなら、まとめて見積もる

墓じまいと同時に、実家の片付けが出てくることがあります。仏壇の供養と処分に対応できる業者かどうかは、見積もりの段階で分かります。 一括で複数社の金額を比べられます。

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公営の樹木葬という選択肢

自治体が運営する霊園にも、樹木葬や合葬式の区画があります。

費用は民営より安い

同じ地域の民営と比べて、半分程度になることがあります。宗教や宗派も問われません。

そのかわり、制約がある

  • 申込資格:その自治体に一定期間住んでいることを求められる
  • 募集の時期:年に1回など、受付が限られる
  • 抽選:希望者が多いと、申し込んでも外れる
  • 遺骨が手元にあること:生前申込を受け付けない霊園がある

募集は年1回のことが多く、逃すと1年待ちになります。 自治体の広報や霊園のサイトで、募集時期を先に調べてください。

待てるかどうかで決まる

すでに遺骨が手元にあり、納骨を急がない場合は、公営に申し込みながら民営も並行して調べる進め方ができます。急ぐ事情があるなら、民営から探すことになります。


費用を抑える順番

1. 型を下げる

個別型から集合型へ、集合型から合祀型へ移すと、数十万円単位で下がります。ただし合祀は後戻りできません。

2. 人数をそろえる

夫婦で2区画を買うより、2人用の区画のほうが安いことがあります。

3. 郊外を含めて探す

同じ県内でも、都市部と郊外では倍近い差が出ます。年に何回行くかを考えて判断します。

4. 年間管理費の有無を比べる

初期費用が10万円安くても、年間管理費が5,000円かかれば20年で追いつきます。総額は「初期費用 + 年間管理費 × 想定年数」で並べてください。

5. 今の墓の撤去費用を別枠で見る

樹木葬の費用だけを見て予算を立てると、撤去費用で足が出ます。墓じまいの費用は、規模によって数十万円から100万円を超えます。


散骨や手元供養と迷ったときの整理

「自然に還したい」という希望からは、樹木葬のほかに散骨と手元供養が出てきます。3つは性格が違います。

樹木葬 散骨 手元供養
法律上の位置づけ 墓地への埋蔵 埋蔵しない 埋蔵しない
許可 墓地の許可が必要 不要(節度が求められる) 不要
お参りの場所 ある 海や山(特定の地点は残らない) 自宅
遺骨の行方 霊園が管理 手元に残らない 手元に残る
費用の目安 10万円から150万円 5万円から40万円 数万円から

散骨は「埋めない」から成立している

墓地、埋葬等に関する法律が禁じているのは、墓地以外の区域での埋蔵です。散骨は遺骨を粉状にして撒くため、埋蔵にあたりません。だからこそ許可も不要ですが、場所と方法には配慮が求められます。

全部を一度に決めなくてよい

分骨して、一部を樹木葬に納め、一部を手元に残すこともできます。ただし分骨は納骨の前に行ってください。 合祀したあとでは取り出せません。

迷ったら、戻せるほうを選ぶ

個別安置の樹木葬は、期間内なら改葬できます。散骨と合祀は戻せません。決めきれないうちは、戻せる選択肢を取っておくほうが安全です。

みどりみどり
父は散骨を希望していましたが、母はお参りする場所がほしいと言います。
たくみ先生たくみ先生
その場合は分骨が現実的です。一部を海に、残りを樹木葬に納めれば、両方の希望が立ちます。 分骨には火葬場または墓地の管理者が出す分骨証明書が必要です。火葬のときに頼んでおくと、後から取り寄せる手間がなくなります。

見学で必ず聞く6つ

現地では、次の6つを口頭で確認し、答えを契約書で裏付けてください。

  1. 安置期間は何年で、いつから数えますか
  2. 合祀のとき、骨壷から出しますか
  3. 年間管理費はいくらで、いつまで払いますか
  4. あとから家族を追加できますか
  5. 樹木が枯れたら、誰が植え替えますか
  6. 運営が続けられなくなったとき、遺骨はどうなりますか

口頭の説明と契約書が食い違うときは、契約書が優先されます。 「担当者はこう言った」は後から通りません。答えをメモして、該当する条項を見せてもらってください。

同行者を1人連れていく

聞き漏らしを防げます。加えて、後から親族に説明するとき「一緒に見た人」がいると話が早く進みます。


よくある質問

Q. 宗教や宗派の制限はありますか

霊園によります。公営と民営の多くは不問ですが、寺院が運営するものは檀家になることを求める場合があります。

Q. ペットと一緒に入れますか

一部の霊園で可能です。区画が分かれていることが多く、同じ場所に納められるとは限りません。

Q. 生前に契約できますか

できます。生前契約が一般的で、割引がある霊園もあります。

Q. 遺骨は骨壷のまま納めますか

型によります。合祀型は骨壷から出して納めます。個別型は骨壷のまま、または布袋に移して納めます。骨壷から出した時点で、取り出せなくなります。

Q. 途中で解約できますか

永代使用料は原則として返ってきません。納骨前であれば一部返金する規定を置く霊園もあります。契約書の解約条項を確認してください。

Q. お墓参りの記録は残りますか

個別型なら銘板に名前が残ります。合祀型では、合祀墓の名簿に記録される形が多くなります。

Q. 一般墓と比べて、本当に安いですか

調査の平均では、一般墓152.0万円に対して樹木葬71.7万円です。ただし今の墓を引き払う費用を足すと、差は縮まります。

Q. 納骨堂とはどちらがよいですか

納骨堂の平均は81.5万円で、樹木葬より1割ほど高くなります。屋内なので天候に左右されず、都市部にあるのが利点です。屋外の自然を望むなら樹木葬になります。

Q. 後から一般墓に戻せますか

個別安置の期間内なら、改葬の手続きで移せます。合祀後はできません。

Q. 承継者がいなくても契約できますか

できます。多くの樹木葬は永代供養がついており、承継者を立てずに申し込めます。身元保証人を求められることはあるので、申込書の条件を確認してください。


まとめ

  • 購入されたお墓の47.4パーセントが樹木葬。平均は71.7万円(一般墓152.0万円、納骨堂81.5万円)
  • 費用は型で決まる。合祀型10万円台から、個別型は150万円まで
  • 法律に樹木葬という区分はない。許可を受けた墓地でしか埋蔵できない
  • 最大のデメリットは合祀。合祀後は遺骨を取り出せず、改葬も分骨もできない
  • 個別安置の期間は十三回忌または三十三回忌が多い。起算点を確認する
  • 人数は申込みの時点で決める。後から増やせないことがある
  • 線香、供物、生花に制限がある
  • 郊外に多く、冬の姿は写真と違う。見学して確かめる
  • 親族には契約前に、費用ではなく承継者の事情から説明する
  • 今の墓から移すなら改葬許可が必要。全体で2か月から4か月
  • 改葬は令和6年度に176,105件。前年度から9,219件増えている

樹木葬を選ぶ判断は、金額よりも「いつ合祀されるか」で決まります。契約書の安置期間と、その起算点。この2行を先に読んでください。

この記事について

執筆:葉山 湊(はやま みなと)

自身の家族の実家じまいを経験し、そのときに「どこにも書かれていなかったこと」を出発点にこのサイトを立ち上げました。税理士・宅地建物取引士などの資格は保有していません。制度や統計については、必ず一次情報(厚生労働省・e-Gov法令検索・調査の発表元)にあたって記事に反映しています。

本記事の主な出典は次のとおりです。

・購入されたお墓の種類と平均価格:鎌倉新書「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」

・改葬の件数:厚生労働省「令和6年度 衛生行政報告例」第6表

・埋葬・改葬の根拠条文:e-Gov法令検索「墓地、埋葬等に関する法律」

・墓石撤去費の相場(1平方メートルあたり10万円程度):鎌倉新書「いいお墓」墓じまいの費用相場

費用の目安は霊園・地域によって幅があります。本記事の内容は2026年9月23日時点の公表情報にもとづきます。 実際の契約条件は、各霊園の管理規約と契約書をご確認ください。

この記事を書いた人
葉山 湊実家じまいガイド運営者

企業の財務・事業の調査(デューデリジェンス)や資産の評価を本業としています。費用は内訳と前提条件に分けて示し、制度や税金は法令と国税庁・法務省・国土交通省・各自治体などの一次情報で確かめて、出典と情報の時点を記事に明記しています。

税理士・司法書士・宅地建物取引士などの資格は保有していません。個別の税務・法律の判断は、専門家にご確認ください。

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