PR

遺品整理は自分でやる?業者に頼む?実費と日数を積み上げて比較

片付け途中の実家の部屋 遺品整理・特殊清掃
本記事にはプロモーションが含まれます。

※本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)が含まれます。

四十九日が終わり、実家の片付けを始めることになった。業者に頼むと数十万円かかると聞いて、「自分たちでやれば処分費だけで済む」と考えている——。

その計算は、たいてい合いません。

自分でやる場合の実費は、処分費だけではありません。 積み上げると、業者との差は想像より小さくなります。

みどりみどり
父の家を片付けます。3LDKの一戸建てです。業者は40万円と言われました。兄と2人でやれば、ごみ処理代の数万円で済みますよね。
たくみ先生たくみ先生
実際には15万〜25万円かかります。 粗大ごみの手数料、家電のリサイクル料、レンタカー、資材、交通費。それに8日から12日です。まず全部を数字にしてから決めてください。

  1. 結論|先に3つ
  2. 自分でやる場合の実費を、積み上げる
  3. かかる日数を、作業別に出す
  4. 業者に頼む場合の費用
  5. 差額を、時間で割ってみる
  6. 自分でやるほうがいいケース
  7. 業者に頼むほうがいいケース
  8. 貴重品と書類は、先に自分で探す
  9. どの部屋から手を付けるか
  10. 仕分けで迷ったときの決め方
  11. 写真・手紙・アルバムの扱い
    1. 量で、費用が決まる
    2. きょうだいで分けるなら、データ化が先
    3. 写真の箱に混ざる個人情報
    4. ネガとビデオテープ
  12. 相続放棄を考えているなら、触らない
  13. デジタル遺品を忘れない
  14. 家電と粗大ごみの実務
  15. 業者の選び方
  16. 供養が必要なもの
  17. 車・バイク・自転車の処分
  18. 買取を使うと、総額が下がる
  19. 3つのケースで考える
  20. 生前整理とは、性質が違う
  21. 自分でやると決めたときの手順
  22. 見積書の読み方
  23. 作業当日の流れ
  24. 業者とのトラブルを避ける
  25. 遠方から頼むときの進め方
    1. 写真は20〜30枚送る
    2. 「残して」と「連絡して」を分けて伝える
    3. 任せる前に、書面で決める8つ
  26. 途中で挫折したときの切り替え方
  27. 死後の手続きと、並行して進める
  28. 形見分けをどう進めるか
  29. 電気・水道・保険をどうするか
  30. 片付けが終わったあと
  31. きょうだいで進めるときの注意
  32. 賃貸だった場合
  33. 特殊清掃が必要なとき
  34. 費用を抑える工夫
  35. 人手をどう確保するか
  36. 途中で量が想定を超えたとき
  37. やってはいけない7つ
  38. よくある質問
  39. 判断に迷ったら、この順番で決める
  40. まとめ|数字を並べてから決める

結論|先に3つ

自分でやる場合と業者の費用比較

1. 自分でやっても、処分費だけでは終わらない

3LDKの一戸建てで、実費は15万〜25万円が目安です。

2. かかる日数は8〜12日

平日の作業が必要な場面があり、有給を数日使う前提になります。

3. 差額は10万〜30万円。時間で割ると判断できる

その差額を、自分の時間で割ってみてください。1日あたり2万円前後なら、頼む価値があるかどうかが見えます。

見積もりは無料。金額を知ってから決められる

自分でやるか頼むかは、業者の金額が分からないと比べられません。遺品整理の一括見積もりなら、間取りと状況を伝えるだけで複数社の金額が出ます。頼むと決めていなくても取れます。

遺品整理の一括見積もりを無料で取る

プロモーションを含みます。


自分でやる場合の実費を、積み上げる

自分で遺品整理をする場合の費用の内訳

3LDKの一戸建て、荷物は標準的な量、片道50kmという前提です。

項目 金額の目安
粗大ごみ手数料(20点) 1万〜3万円
家電リサイクル料金(4点) 1万5,000〜2万5,000円
家電の運搬費 5,000〜1万5,000円
レンタカー(軽トラ・4日) 2万〜3万円
ガソリン・高速代 1万〜3万円
ごみ袋・段ボール・ガムテープ 5,000〜1万5,000円
軍手・マスク・養生シート 3,000〜8,000円
清掃用具・洗剤 3,000〜1万円
不用品の追加処分(清掃センター持込) 1万〜3万円
交通費(往復8回) 2万〜5万円
合計 11万〜21万円

遠方なら宿泊費が乗る

日帰りできない距離だと、1泊8,000円として8泊で6万4,000円。合計は20万円を超えます。

人手を頼むと

友人や親族に手伝ってもらう場合も、交通費と食事代はかかります。1人1日5,000円としても、2人×4日で4万円です。

見落としやすい費用

  • ハウスクリーニング(売却や返却をするなら3万〜8万円)
  • 仏壇・神棚の供養(1万〜5万円)
  • 消臭・害虫駆除(必要なら2万〜10万円)

かかる日数を、作業別に出す

作業 日数の目安
貴重品・書類の捜索 1日
各部屋の仕分け 4〜6日
粗大ごみの申し込みと搬出 1〜2日(収集日に合わせる)
家電のリサイクル手続きと持込 1日
清掃センターへの持込 1〜2日
最終清掃 1日
合計 8〜12日

平日でないとできない作業がある

粗大ごみの収集、清掃センターの受付、家電量販店への持込。土日に対応していない自治体が多く、有給が必要になります。

収集日を待つ時間

粗大ごみは申し込みから収集まで2〜4週間かかることがあります。作業日をまとめられず、期間が延びる原因になります。

1日の作業量は思ったより少ない

仕分けは体力より判断力を使います。半日で疲れて、実質3〜4時間しか動けないのが普通です。

みどりみどり
連休の3日間で終わらせるつもりでした。
たくみ先生たくみ先生
3日では、仕分けの半分も終わりません。 3LDKなら現実的には8日以上です。連休だけで考えていると、途中で止まります。

業者に頼む場合の費用

遺品整理業者の費用相場
間取り 費用の目安 作業時間 作業員
1R・1K 3万〜8万円 1〜3時間 1〜2名
1DK 5万〜12万円 2〜4時間 2名
2DK 9万〜20万円 3〜6時間 2〜3名
3LDK 17万〜50万円 5時間〜1日 3〜5名
一戸建て(4LDK以上) 22万〜80万円 1〜2日 4〜6名

含まれるもの

仕分け、搬出、処分、簡易清掃まで。貴重品の捜索と、遺品の引き渡しも作業に含まれます。

別料金になりやすいもの

  • ハウスクリーニング
  • 特殊清掃(消臭・消毒)
  • 仏壇の供養
  • エアコンの取り外し
  • 遺品の配送

高くなる条件

エレベーターがない、道が狭い、階段が急、量が想定より多い、駐車スペースがない。現地見積もりを受ければ、追加は出にくくなります。


差額を、時間で割ってみる

差額を日数で割った比較

3LDKの一戸建てで比べます。

自分でやる 業者に頼む
費用 15万〜25万円 30万〜50万円
日数 8〜12日 1〜2日
有給 3〜5日 0〜1日
体力的な負担 大きい ほぼなし

差額は15万〜25万円

自分でやったほうが安いのは事実です。ただし差額を10日で割ると、1日あたり1万5,000円〜2万5,000円になります。

その金額をどう見るか

有給が余っていて、体力があり、実家が近い。この条件がそろうなら、自分でやる価値があります。

逆に、こうなら頼む

  • 遠方で、通うたびに交通費と宿泊費がかかる
  • 有給が取りにくい
  • 大型の家具や家電が多い
  • 期限がある(賃貸の退去、売却の予定)
  • 体力に不安がある
みどりみどり
思っていたほど差がないのですね。
たくみ先生たくみ先生
「処分費だけ」という前提が抜け落ちているだけです。 実際に見積もりを取って、自分の実費と並べてください。数字が出れば、迷いはなくなります。

自分でやるほうがいいケース

荷物が少ない

1Rや1DK、あるいは家具家電がすでに処分されている場合。量が少なければ、実費も日数も小さく収まります。

実家が近い

車で30分以内なら、何度でも通えます。粗大ごみの収集日にも合わせやすくなります。

時間に余裕がある

期限がなく、数か月かけて進められる場合。焦らなければ、費用は抑えられます。

遺品を1つずつ見たい

写真や手紙を確認しながら進めたい場合、業者のペースには合いません。

手伝ってくれる人がいる

きょうだいや親族が複数いて、日程を合わせられる場合。


業者に頼むほうがいいケース

遠方に住んでいる

片道100kmを超えると、交通費と宿泊費で差額が消えます。通う回数が増えるほど、頼んだほうが安くなります。

期限がある

賃貸の退去日、売却の引き渡し日、相続税の申告期限。期限があると、自分でやる選択肢は事実上なくなります。

量が多い、大型の家具がある

タンス、ベッド、ピアノ、金庫。2人では運び出せないものは、業者でなければ動きません。

特殊清掃が必要

孤独死や長期の放置があった場合、通常の清掃では対応できません。

体力や健康に不安がある

自分自身が高齢の場合、無理は事故につながります。


貴重品と書類は、先に自分で探す

先に確保する貴重品と書類

業者に頼む場合でも、ここは自分でやってください。

探すもの

  • 通帳、印鑑、キャッシュカード
  • 保険証券、年金手帳
  • 不動産の権利証、固定資産税の納税通知書
  • 有価証券、貸金庫の鍵
  • 遺言書、エンディングノート
  • 借入の契約書、クレジットカード

よくある隠し場所

仏壇の引き出し、押し入れの奥の箱、タンスの一番下、本の間、冷蔵庫、天袋。「大切だから」と、分かりにくい場所に置かれています。

デジタルの遺品

スマートフォン、パソコン、契約中のサブスクリプション。解約しないと課金が続きます。 契約の一覧を作ってください。

郵便物を確認する

請求書、催告書、証券会社からの通知。財産と負債の手がかりは、郵便物にいちばん多く残っています。


どの部屋から手を付けるか

順番で、進み方が変わります。

1. 玄関と廊下

作業の動線です。ここが空くと、搬出が一気に楽になります。最初に片付けると、その後すべてが速くなります。

2. 使っていない部屋・納戸

思い出の品が少なく、判断が速い場所です。ここで量を減らすと、進んでいる実感が出ます。

3. 台所

食品の廃棄が必要なので、早めに手を付けます。夏場は放置すると害虫の原因になります。

4. 居間・寝室

生活の中心だった場所で、判断に時間がかかります。

5. 押し入れ・天袋

量が多く、重い物が入っています。2人以上いる日に回してください。

6. 仏壇まわり・思い出の品

最後です。ここから始めると、必ず止まります。


仕分けで迷ったときの決め方

遺品の仕分けの判断基準

「使うか」ではなく「誰かが使うか」

自分が使わなくても、きょうだいや親族が欲しがるものがあります。処分の前に、写真を撮って共有してください。

保留の箱を作る

その場で決められないものを入れます。期限を決めて(3か月など)、開けなければ処分します。

同じ物が複数あるなら1つだけ残す

食器、傘、工具。代表を1つ残せば、記憶は保てます。

大きさで決める

思い出があっても、タンスや机は置き場所がありません。写真に撮って、現物は手放すという方法があります。

迷ったら残す、を続けない

すべて残すと、片付けになりません。1日の終わりに保留の箱を見直して、半分に減らす習慣をつけてください。

みどりみどり
父の万年筆や時計は、捨てられそうにありません。
たくみ先生たくみ先生
小さいものは、無理に手放さなくて構いません。 問題になるのは、置き場所を取る家具や大型家電です。判断のエネルギーを、そこに使ってください。

写真・手紙・アルバムの扱い

いちばん手が止まる場所です。

その日は見ない

作業中に開くと、そこで終わります。段ボールにまとめて、別の日に回してください。

デジタル化という選択

スキャン代行は1枚あたり数円から十数円、アルバム1冊で数千円が目安です。場所を取らず、きょうだいとも共有できます。

全部残さなくていい

同じ場面の写真が何十枚もあります。代表を選べば足ります。

人物が写っていない写真

風景や建物だけの写真は、思い入れが薄いことが多くあります。ここから減らすと進みます。

手紙は本人以外が読むべきか

判断が分かれます。読まずに処分する、という選択も尊重されるべきです。家族で方針を決めてください。

量で、費用が決まる

アルバム1冊はおおよそ200枚です。供養に出すか、データ化するかで費用が変わります。

量目安供養の費用データ化の費用
アルバム3冊(約600枚) 段ボール1/3箱 5,000円 3,000〜6,000円
アルバム10冊(約2,000枚) 段ボール1箱 5,000〜1万円 1万〜2万円
アルバム30冊(約6,000枚) 段ボール3箱 1万5,000〜3万円 3万〜6万円

スキャン代行はバラ写真で1枚5〜10円、アルバムごとなら1冊3,000〜5,000円です。1,000枚を自分でスキャンすると、1枚20秒でも6時間近くかかります。300枚くらいまでなら自分で、それ以上なら代行のほうが現実的です。古い粘着式のアルバムは無理に剥がすと破れるので、アルバムごと預かる業者を選んでください。データはクラウドと物理メディアの2か所に置きます。

きょうだいで分けるなら、データ化が先

全部をデータ化してクラウドで共有し、現物は希望者が引き取り、残りを供養か処分に回す。この順番ならもめません。先に現物を分けようとすると、同じ写真を複数人が希望して止まります。データ化の実費は人数で割ってください。

写真の箱に混ざる個人情報

卒業アルバムの名簿、年賀状、手紙、診察券、給与明細には、故人だけでなく他人の住所や氏名も載っています。そのまま捨てず、シュレッダーにかけるか、溶解処理サービス(1箱2,000〜5,000円)か、お焚き上げに出します。お焚き上げは個人情報の処理も兼ねるので、名簿ごと供養に出すのがいちばん手間がかかりません。年賀状は、喪中はがきを出す相手の住所録として先に使えます。

ネガとビデオテープ

もの処分方法データ化
現像済みネガ 可燃ごみ(自治体による) 1本500〜1,000円
ビデオテープ 不燃ごみ・粗大ごみ 1本1,500〜3,000円
8ミリフィルム 不燃ごみ 1本3,000〜6,000円

ビデオテープは、再生できる機器のほうが先になくなります。データ化するなら早いほうが確実です。遺影は祭祀財産ではないので処分に決まりはなく、額から外して写真だけを供養に回す家が多くあります。


相続放棄を考えているなら、触らない

ここは費用より重要です。

処分すると単純承認とみなされることがある

遺品を売ったり捨てたりすると、相続を承認したと判断されることがあります。借金があった場合、放棄できなくなります。

期限は3か月

相続を知った日から3か月以内に、家庭裁判所へ申し立てます。

判断が付くまで手を付けない

負債の有無が分からないうちは、形見分けも処分もしないでください。

例外

明らかに価値のないごみの処分、遺体の火葬や埋葬に必要な費用の支出などは、単純承認にあたらないとされています。ただし線引きが難しいので、迷ったら弁護士に相談してください。


デジタル遺品を忘れない

物ではないので、片付けの計画から漏れがちです。

課金が続くもの

動画・音楽の定額サービス、クラウドストレージ、通信販売の有料会員、スマートフォンの回線。解約しないと引き落としが続きます。

探し方

通帳とクレジットカードの明細を見て、毎月同じ金額が引かれている項目を洗い出します。メールの受信箱も手がかりになります。

スマートフォンとパソコン

ロックが解除できないと中身を確認できません。機種によっては、遺族でも解除できないことがあります。

ネット銀行・ネット証券

通帳がないため、存在に気づかれないことがあります。郵便物とメールを確認してください。

SNSのアカウント

追悼アカウントへの移行や削除ができるサービスがあります。放置するとなりすましのリスクがあります。

写真データ

パソコンやクラウドの中に、紙より多くの写真があることが普通です。処分の前に、外付けの記録媒体に移してください。


家電と粗大ごみの実務

自分でやる場合、ここでつまずきます。

家電リサイクル法の4品目

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機。粗大ごみには出せません。

品目 リサイクル料金の目安
エアコン 900〜2,000円
テレビ(小) 1,300〜2,000円
テレビ(大) 2,000〜3,000円
冷蔵庫(小) 3,400〜5,000円
冷蔵庫(大) 4,300〜6,000円
洗濯機 2,300〜3,500円

手順

郵便局でリサイクル券を購入し、指定引取場所へ持ち込みます。自分で運べない場合、収集運搬料金(1点1,000〜3,000円)が別にかかります。

購入店に頼む方法

買った店が分かれば、引き取ってもらえます。分からない場合は自治体に相談します。

パソコン

メーカーの回収か、自治体の小型家電回収です。データの消去は自分で行ってください。

粗大ごみの申し込み

電話かインターネットで申し込み、手数料券をコンビニで購入して貼ります。収集日は2〜4週間先になることがあります。

清掃センターへの持込

自分で運べば、収集より安くなることが多くあります。重量制で、10kgあたり100〜300円程度が目安です。受付時間が平日の日中に限られる自治体が多いので、事前に確認してください。

みどりみどり
冷蔵庫と洗濯機とテレビとエアコン、全部あります。
たくみ先生たくみ先生
4品目そろうと、リサイクル料金と運搬で2万〜4万円です。 これだけで業者との差が縮まります。見積もりのときに、この4点を含めた金額を出してもらってください。

業者の選び方

許可を確認する

一般廃棄物収集運搬業の許可、または自治体からの委託。古物商許可があれば、買取にも対応できます。

遺品整理士がいるか

民間資格ですが、供養や形見分けへの配慮を教育で受けています。判断材料の1つになります。

見積もりは現地で

電話やメールだけの概算は、当日に大きく変わることがあります。現地を見てもらったうえで、書面の見積もりをもらってください。

内訳を出してもらう

「一式」ではなく、人件費・車両費・処分費・オプションに分けてもらいます。

キャンセル料と追加費用の条件

いつまで無料でキャンセルできるか、量が増えたらいくら追加になるか。契約前に確認します。

避けたほうがいい業者

  • 「無料回収」を掲げて巡回している
  • 見積もりを書面で出さない
  • 会社の所在地が不明
  • 即決を迫る

3社に出せば、相場と内訳が見える

遺品整理の料金は、量・間取り・立地で大きく変わります。1社だけでは高いか安いか判断できません。一括見積もりなら、まとめて複数社の金額を比べられます。無料で、頼むと決めていなくても取れます。

遺品整理の一括見積もりを無料で取る

プロモーションを含みます。


供養が必要なもの

処分の前に、扱いを決めておく必要があります。

対象になりやすいもの

仏壇、仏具、位牌、神棚、遺影、人形、お守り、写真。法律上の決まりはなく、気持ちの問題ですが、あとで悔いが残りやすい部分です。

費用の目安

方法 費用
寺院での供養(持込) 5,000〜3万円
出張供養(自宅で読経) 3万〜10万円
業者のお焚き上げ(合同) 3,000〜1万円
仏壇の閉眼供養と処分 1万〜5万円

業者に任せられる

遺品整理業者の多くが、供養のオプションを持っています。まとめて依頼すると、寺院を探す手間が省けます。

やらないという選択もある

供養せずに処分しても問題はありません。家族の中で意見が割れる場合は、やっておくほうが後が楽です。

遺影と位牌

小さいものなら残せます。仏壇を処分しても、位牌だけ手元に置く形が取れます。


車・バイク・自転車の処分

見落とされがちですが、放置すると費用が続きます。

自動車

名義変更か廃車の手続きが要ります。放置すると自動車税が課税され続けます。 相続人が引き継ぐ場合、車庫証明も必要です。

買取に出せる

年式が古くても値が付くことがあります。廃車にする前に、査定を取ってください。

バイク

125cc以下は市区町村、それ以上は運輸支局での手続きです。

自転車

防犯登録の抹消が必要です。粗大ごみで出せる自治体が多くあります。

駐車場を借りていた場合

解約しないと賃料が続きます。片付けの初日に、契約関係を洗い出してください。


買取を使うと、総額が下がる

値の付くもの

着物、貴金属、切手、古銭、骨董、ブランド品、状態のよい家具・家電、工具、カメラ、楽器。

回収と買取を分ける

まとめて1社に頼むと、買取価格が明確にならないまま処分されることがあります。 買取に出す物を先に分けてください。

買取額を回収費から引いてもらう

同じ業者に頼む場合、買取分を差し引いた金額を提示してもらいます。 内訳を書面で出してもらってください。

期待しすぎない

多くの家財には値が付きません。「思い出の品に高値が付く」ことは、ほとんどありません。

それでも確認する意味

数万円でも回収費が下がれば、その分は残ります。査定は無料で受けられることがほとんどです。


3つのケースで考える

状況別の判断

ケース1|1K・アパート・退去まで3週間

量が少なく、期限があります。自分でやれば3万〜8万円、2〜3日で終わります。ただし平日に粗大ごみの収集日が来ない場合、業者に頼んだほうが確実です。

ケース2|3LDK・実家から車で20分・期限なし

近く、時間もある。自分でやる条件がそろっています。 実費15万円前後、2か月かけて週末ごとに進める形が現実的です。買取に出せるものを探す余裕もあります。

ケース3|一戸建て・片道300km・有給が取りにくい

通うだけで交通費と宿泊費がかさみます。8回通えば20万円を超え、業者との差が消えます。 現地見積もりを取り、立ち会いなしで頼む形を検討してください。

判断の分かれ目

距離、期限、量、有給の取りやすさ。この4つのうち2つ以上が厳しいなら、頼むほうが結果的に安く済みます。


生前整理とは、性質が違う

同じ「片付け」でも、条件が変わります。

生前整理 遺品整理
判断する人 本人 相続人
期限 ない 退去日や申告期限で区切られる
相続への影響 なし 処分が単純承認とみなされることがある
供養 不要なことが多い 必要になることがある
買取 選んで売れる まとめて処分されやすい
費用 10万〜30万円 30万〜80万円

親が元気なうちにできれば、いちばん安い

本人が判断でき、期限もなく、値の付くものを選んで売れます。同じ家でも、費用は3分の1で済みます。

とはいえ、始められないことが多い

親が拒否する、話を切り出せない。実際には、亡くなってから始まるほうが多数です。


自分でやると決めたときの手順

自分で遺品整理をする手順

1. 貴重品と書類を探す(1日)

これを最初にやります。あとから探すのは困難です。

2. 自治体のルールを調べる(作業前)

粗大ごみの申し込み方法、収集日、清掃センターの受付時間と持込料金。

3. 資材をそろえる

ごみ袋(指定袋があれば)、段ボール、ガムテープ、軍手、マスク、養生シート。

4. 部屋ごとに仕分ける(4〜6日)

「残す」「処分」「保留」の3つに分けます。部屋を1つずつ終わらせると、進んでいる実感が出ます。

5. 粗大ごみを申し込む

収集日が先になるので、早めに出します。

6. 家電を処理する

リサイクル券を郵便局で購入し、指定引取場所へ持ち込むか、量販店に引き取ってもらいます。

7. 清掃する

売却や返却をするなら、この段階でハウスクリーニングも検討します。


見積書の読み方

金額だけを比べても、判断できません。

分けて出してもらう項目

  • 人件費(作業員の人数×時間)
  • 車両費(トラックの台数とサイズ)
  • 処分費(品目別、または重量別)
  • リサイクル料金(家電4品目)
  • オプション(清掃・供養・消臭)
  • 買取額(差し引きになる分)

「一式」は要注意

内訳が出ない見積もりは、比較にも交渉にも使えません。出せない理由を聞いて、答えられないなら候補から外してください。

総額と、追加の条件

「これ以上かかることはありますか」と聞き、条件を書面に残してもらいます。

買取分の扱い

買取額を差し引いた総額なのか、別精算なのか。ここが曖昧だと、実質いくら得したのか分かりません。

日程と作業時間

何名で、何時間かかるか。作業員が少ないと、当日に終わらないことがあります。


作業当日の流れ

頼む場合の一般的な進み方です。

1. 到着と最終確認(15〜30分)

残すもの、供養が必要なもの、貴重品が出た場合の連絡方法を、その場でもう一度確認します。

2. 養生(15〜30分)

床や壁を保護します。これをしない業者は、建物を傷める可能性があります。

3. 搬出(数時間)

大型家具から出し、その後に小物をまとめます。

4. 貴重品の確認

作業中に出たものを、その都度まとめて渡してもらいます。

5. 簡易清掃(30分〜1時間)

掃き掃除と拭き掃除まで。本格的なハウスクリーニングは別料金です。

6. 最終確認と支払い

各部屋を一緒に見て、残置がないか確認します。支払いは作業完了後が原則です。前払いを求める会社は避けてください。


業者とのトラブルを避ける

件数の多い相談を先に知っておくと、防げます。

見積もりより高い金額を請求された

当日に「量が多い」と言われて増額される例です。書面の見積もりと、追加の条件を事前に確認してください。現地を見てもらったうえでの見積もりなら、大きくは動きません。

残すはずのものが処分された

指示が伝わっていない場合に起きます。残す物には養生テープで印を付け、写真も撮っておいてください。

不法投棄された

許可のない業者に多い問題です。排出者である遺族が責任を問われることがあります。 許可の有無を必ず確認してください。

貴重品が出てきたのに連絡がない

作業中に現金や通帳が出た場合の扱いを、契約前に決めておきます。

キャンセル料でもめた

いつから、いくら発生するか。書面で確認します。

当日の立ち会い

可能なら、開始と終了だけでも立ち会うほうが安全です。難しい場合は、作業前後の写真を送ってもらってください。

みどりみどり
遠方なので、立ち会えないかもしれません。
たくみ先生たくみ先生
立ち会いなしに対応する会社は多くあります。 ただし「残すもの」を写真で共有し、作業前後の写真をもらう約束をしておいてください。これだけでトラブルはほぼ防げます。

遠方から頼むときの進め方

1. 写真で概算を取る

各部屋、押し入れの中、大型家具。10枚ほど送れば、おおよその金額が出ます。

2. 現地見積もりに立ち会えるか決める

立ち会えるなら、その日に鍵の受け渡しと指示を済ませます。

3. 残すものを指定する

写真に印を付けて送る方法が確実です。

4. 貴重品の捜索を依頼する

「通帳と印鑑と権利証が出たら連絡してほしい」と、具体的に伝えます。

5. 作業後の写真をもらう

各部屋の状態を確認します。清掃の範囲も、この写真で分かります。

6. 鍵の返却方法を決める

郵送か、管理会社への返却か。鍵が戻らないと、売却も返却もできません。

写真は20〜30枚送る

写真だけの概算でも、押し入れの中を撮り忘れると見積もりが大きく外れます。各部屋を4隅から1枚ずつ、押し入れとクローゼットの中、物置やベランダ、大型家具、ゴミが溜まっている場所を撮ると、部屋数×4枚+収納で20〜30枚になります。それでも訪問見積もりで2〜3割動くことはあります。鍵がない場合は、鍵屋に開錠を頼みます(1万〜2万円。登記事項証明書など所有者であることを示す書類が要ります)。

「残して」と「連絡して」を分けて伝える

「大事なものは残して」だけでは伝わりません。写真に印を付けて送るか、品名のリストで渡します。現物に付箋を貼れるなら、それが最も確実です。そのうえで、「必ず残してほしいもの」(位牌、手紙、写真など)と、「出てきたら連絡してほしいもの」(通帳、印鑑、権利証、保険証券、貴金属など)を分けて伝えてください。捨ててよいもの(家電は全部処分、など)も明示すると、作業が速くなります。

任せる前に、書面で決める8つ

項目決めること
作業範囲 庭・物置・ベランダまで含むか
追加料金 どんなときに、いくら増えるか
貴重品 出たときに連絡するか、保管するか、送るか
作業前後の写真 各部屋・収納・水回りの写真をもらえるか
清掃の範囲 掃き出すだけか、水回りまで拭くか
買取 金額を差し引くか、別に支払われるか
賠償 建物や近隣に損害が出たときの扱い、保険の有無
鍵の返却 郵送か、管理会社へ返すか

当日の連絡は、連絡手段、出られる時間帯、判断を仰ぐ基準(「迷ったら連絡」か「金目のものだけ」か)を決めておきます。ビデオ通話で部屋を映しながら確認してくれる業者もあります。作業後の写真をもらえないという業者は、その時点で避けてください。きょうだいがいるなら、残すものの指示は窓口1人にまとめます。


途中で挫折したときの切り替え方

珍しいことではありません。

よくある止まり方

写真を見始めて進まない、量が想定より多かった、体力が続かない、きょうだいと意見が割れた。

残りだけ業者に頼める

すべてを頼む必要はありません。仕分けは自分でやり、搬出と処分だけ頼むという形が取れます。費用は全部を頼むより下がります。

残った量で見積もりを取り直す

作業前より量が減っていれば、金額も下がります。

期限があるなら、早めに切り替える

退去日や引き渡し日が迫ってからでは、業者の日程が押さえられません。2週間前には判断してください。


死後の手続きと、並行して進める

片付けだけをやっていると、期限のある手続きが抜けます。

手続き 期限
死亡届 7日以内
年金の受給停止 10日(厚生年金)・14日(国民年金)
健康保険の資格喪失 14日以内
世帯主の変更 14日以内
相続放棄・限定承認 3か月以内
準確定申告 4か月以内
相続税の申告 10か月以内
相続登記 3年以内

片付けで見つかる書類が、手続きの材料になる

保険証券、年金手帳、通帳、権利証。片付けと手続きは、同じ書類を必要とします。

だから、書類を先に探す

貴重品と書類の捜索を最初にやる理由は、ここにもあります。

急がなくていいもの

家財の処分そのものに、法律上の期限はありません。賃貸の退去や売却の予定がなければ、慌てる必要はありません。


形見分けをどう進めるか

トラブルになりやすい部分です。

時期

四十九日の法要のあとが一般的です。ただし決まりはなく、全員が集まれる日で構いません。

先に持ち帰らない

一人が作業のついでに持ち帰ると、後で「勝手に取った」という話になります。全員がそろう日まで、保管しておいてください。

高額なものは相続財産

貴金属、美術品、時計、車。評価額が大きいものは、形見分けではなく遺産分割の対象になります。相続税の計算にも影響します。

記録を残す

誰が何を受け取ったか、簡単でよいので書き出します。写真を撮っておくとより確実です。

欲しい人がいない場合

無理に分ける必要はありません。買取に出すか、供養して処分します。

遠方の親族には写真で

集まれない人には、写真を送って希望を聞きます。「声をかけられなかった」がいちばんの不満の種です。


電気・水道・保険をどうするか

片付けの期間中に必要なものと、止めてよいものがあります。

作業中は電気と水道を残す

照明、掃除機、水拭き。止めていると作業ができません。 業者に頼む場合も同じです。

ガスは止めてよい

片付けで使う場面はありません。閉栓すれば基本料金がかからなくなります。

片付け後の判断

売却や解体まで空き家にするなら、管理のために電気と水道は残すほうが安全です。通水ができないと、排水管の封水が切れて臭いと虫が上がります。

火災保険

名義が故人のままだと、事故のときに支払われないことがあります。空き家になったことも、保険会社に伝えてください。

インターネット・新聞・NHK

解約の連絡が要ります。片付けの初日に、郵便物から契約を洗い出しておくと漏れません。


片付けが終わったあと

空き家のまま置くと費用がかかる

固定資産税、火災保険、管理。月に換算すると1万〜3万円が出ていきます。

売る場合

家財が片付いていれば、そのまま査定に出せます。空になった状態のほうが、査定額も上がりやすくなります。

貸す場合

修繕費が先に出ます。築古なら、家賃で回収できるかを先に計算してください。

解体する場合

木造30坪で100万〜200万円。更地にすると固定資産税が上がります。

決めないまま置くのが、いちばん高い

方針を決めずに1年置けば、維持費だけで12万〜36万円です。片付けが終わった時点で、次の判断に進んでください。


きょうだいで進めるときの注意

形見分けは全員がそろってから

一人が先に持ち帰ると、後で「勝手に取った」という話になります。

処分の記録を残す

何を、いつ、いくらで処分したか。買取に出した場合は、金額も記録してください。

費用の負担を先に決める

作業する人と費用を出す人が違うと、不満が残ります。金額と割合を決めて、書面にします。

遠方の人の役割

作業に来られないなら、業者の手配や自治体への確認を担当してもらいます。「何もしていない」という状態を作らないことが、もめない条件です。


賃貸だった場合

退去日から逆算する

原状回復の確認、鍵の返却まで含めて日程を組みます。自分でやるなら、退去日の1か月前には着手してください。

原状回復の範囲

通常の使用による劣化は貸主の負担です。故意・過失による損傷だけが借主の負担になります。

残置物のトラブル

期限までに片付かないと、賃料が発生し続けます。管理会社に事情を伝え、猶予をもらえるか相談してください。

契約の解約手続き

電気・ガス・水道、インターネット、新聞。片付けと並行して進めないと、片付いてから解約になり、基本料金が余分にかかります。


特殊清掃が必要なとき

通常の清掃では対応できない場合

長期間発見されなかった、体液や臭いが残っている、害虫が発生している。この場合は専門の業者になります。

費用

1R・1Kで15万〜40万円、一戸建てで50万〜150万円程度です。消臭・消毒・床材の解体まで含むと、さらに上がります。

自分でやろうとしない

感染のリスクがあり、臭いも取れません。市販の消臭剤では対応できない領域です。

火災保険が使えることがある

孤独死に対応する特約が付いている場合があります。加入内容を確認してください。


費用を抑える工夫

先に分別する

可燃・不燃・粗大に分けておくと、業者の作業時間が減り、金額が下がります。

粗大ごみで出せる分は出す

自治体の収集は1点数百円からです。業者に回す量を減らせます。

繁忙期を避ける

3月と年末は料金が上がります。時期を選べるなら、5〜7月や9〜11月が狙い目です。

買取を先に済ませる

値の付くものを抜いてから回収に出します。

相見積もりを取る

同じ量でも、会社によって倍近く違うことがあります。

積み放題プランを確認する

量が多いときは安くなることがありますが、積みきれない分は追加になるので条件を確認してください。


人手をどう確保するか

自分でやる場合、ここが最大の変数です。

2人と3人では、進み方が違う

大型家具は2人でも動かせますが、階段を使う搬出は3人いると安全です。1人で始めると、ほぼ確実に途中で止まります。

日程を合わせる難しさ

きょうだいが複数いても、全員の休みがそろう日は年に数回です。「みんなで一気に」を前提にすると、いつまでも始まりません。

分担して別々の日にやる

「兄は台所、妹は寝室」と決めて、別の日に進める方法があります。処分の判断だけ共有すれば成り立ちます。

手伝いを頼むときの礼

友人に頼む場合、交通費と食事は用意します。重い物の搬出で怪我をするリスクもあるので、無理をさせないでください。

シルバー人材センター

軽作業なら、地域によって依頼できます。業者より安く、1時間あたり1,000円前後が目安です。ただし重量物や運搬には対応しないことが多くあります。


途中で量が想定を超えたとき

よくある事態です。

押し入れと天袋を先に開ける

見えている量だけで計画すると、必ず外れます。作業の初日に、収納の中身をすべて確認してください。

追加でトラックを借りるか、業者に切り替えるか

レンタカーを追加すると1日1万円前後、業者に残りを頼むと数万円から。量によっては、切り替えたほうが安くなります。

清掃センターの持込制限

1日に持ち込める量に上限がある自治体があります。回数を分ける必要が出ると、日数が延びます。

判断を早めにする

半分終わった時点で、残りの量と日数を見直してください。期限がある場合、2週間前が切り替えの限界です。


やってはいけない7つ

1. 「処分費だけ」で予算を立てる

レンタカー、資材、交通費、有給。すべて費用です。

2. 連休だけで終わらせようとする

3LDKなら8日以上かかります。

3. 貴重品を探す前に業者を入れる

作業が始まってからでは探せません。

4. 相続放棄の可能性があるのに処分する

単純承認とみなされることがあります。

5. 買取より先に回収を頼む

値の付くものまで処分費を払って捨てることになります。

6. 見積もりを1社しか取らない

相場が分からないまま契約することになります。

7. 期限の直前まで判断を先延ばしにする

業者の日程が押さえられなくなります。


よくある質問

Q. 四十九日を過ぎてからでないと、片付けてはいけませんか

A. 決まりはありません。賃貸の退去期限などがあれば、先に進めてかまいません。親族の同意を取っておくと、後でもめません。

Q. 業者は立ち会いなしでもやってくれますか

A. 対応する会社が多くあります。ただし「残すもの」を写真で事前に共有してください。鍵の受け渡し方法も決めておきます。

Q. 1日で終わりますか

A. 3LDKで作業員3〜5名なら、5時間から1日が目安です。量が多い一戸建てでは2日かかることもあります。

Q. 遺品整理の費用は、相続財産から出せますか

A. 相続人全員の合意があれば可能です。領収書を残し、遺産分割協議書に記載しておいてください。

Q. 仏壇はどう処分すればいいですか

A. 閉眼供養をしてから処分するのが一般的です。業者が寺院と連携している場合、まとめて依頼できます。費用は1万〜5万円が目安です。

Q. 自分でやると、精神的にきついと聞きました

A. 実際にきついという声は多くあります。写真や手紙を見て手が止まるのは自然なことです。無理に一気に進めず、日を分けてください。

Q. 業者に頼むと、遺品を雑に扱われませんか

A. 会社によります。作業前の説明で、残すものと供養が必要なものをはっきり伝えてください。遺品整理士が在籍する会社は、この点の教育を受けています。

Q. 見積もりを取ったら、その業者に頼まないといけませんか

A. 断って構いません。キャンセル料が発生する条件を、見積もりの段階で確認しておいてください。

Q. 業者の見積もりは、何社くらい取るべきですか

A. 3社が目安です。1社だと相場が分からず、5社を超えると比較が大変になります。

Q. 作業は何日前に予約すべきですか

A. 通常は1〜2週間前で足ります。3月と年末は混むため、1か月前を見てください。

Q. 家の鍵がありません

A. 管理会社か大家に相談してください。持ち家で見つからない場合、鍵の業者に開錠を依頼します(1万〜3万円程度)。

Q. 遺品を寄付できますか

A. 衣類や食器を受け付ける団体があります。ただし送料が自己負担になることが多く、量が多いと現実的ではありません。

Q. 賃貸で、大家から早く片付けるよう言われています

A. 賃料が発生し続けるので、業者に頼むほうが結果的に安く済みます。退去日から逆算して手配してください。

Q. 途中で親族が「勝手に捨てるな」と言ってきました

A. いったん止めて、方針を共有してください。処分した物の記録がないと、後で説明できません。 作業前に写真を撮る習慣をつけると防げます。

Q. 作業は立ち会わないといけませんか

A. 必須ではありません。ただし開始時と終了時だけでも立ち会うと、指示の行き違いが減ります。

Q. 支払いは現金だけですか

A. 会社によります。振込やクレジットカードに対応するところもあります。見積もりの段階で確認してください。

Q. 部屋の一部だけ頼めますか

A. 頼めます。「押し入れと大型家具だけ」といった依頼も可能です。自分でできる分を残せば、費用は下がります。

Q. 遺品整理と特殊清掃は同じ業者に頼めますか

A. 両方に対応する会社があります。ただし特殊清掃は専門性が高いので、実績を確認してください。


判断に迷ったら、この順番で決める

1. 期限があるか

賃貸の退去日、売却の引き渡し日、相続税の申告。期限があるなら、その時点で業者一択です。

2. 片道の距離は何kmか

100kmを超えるなら、通う費用だけで差額が消えます。

3. 有給を何日取れるか

3日以下しか取れないなら、3LDK以上は終わりません。

4. 大型家具・家電が何点あるか

タンス、ベッド、冷蔵庫、洗濯機、エアコン。5点を超えるなら、運搬と処分だけで日数と費用がふくらみます。

5. 見積もりを1つ取る

ここまでの答えを持って、業者の金額を聞いてください。自分の実費と並べれば、判断は数分で終わります。

迷い続けるコスト

空き家のまま置けば、月に1万〜3万円が出ていきます。半年迷えば、その間に6万〜18万円。 決めること自体に価値があります。


まとめ|数字を並べてから決める

片付けが終わった実家の部屋

1. 自分でやる実費は15万〜25万円

処分費だけではありません。レンタカー、資材、交通費、有給が乗ります。

2. 日数は8〜12日

平日でないとできない作業があります。

3. 業者は30万〜50万円で1〜2日

差額は15万〜25万円。10日で割ると1日1万5,000円〜2万5,000円です。

4. 遠方・期限あり・大型家具ありなら、頼むほうが安い

交通費と宿泊費で、差額はすぐに消えます。

5. 貴重品と書類だけは、必ず自分で先に探す

これは業者に頼む場合でも変わりません。

迷っているなら、見積もりを1つ取ってから考えてください。 自分の実費と並べれば、答えは自然に出ます。

自分の実費と、業者の金額を並べる

遺品整理の見積もりは、間取りと状況を伝えるだけで出ます。複数社の金額がそろえば、自分でやる場合の実費と比べられます。無料で、頼むと決めていなくても取れます。

遺品整理の一括見積もりを無料で取る

不用品回収の見積もりも取る

本欄はプロモーションを含みます。掲載内容・条件は各サービスの公式サイトで最新のものをご確認ください。

この記事について

本記事の内容は2026年9月9日時点の公表情報にもとづきます。費用の目安は、量・間取り・立地・時期によって変わります。粗大ごみの手数料と収集方法は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村にご確認ください。

この記事を書いた人
葉山 湊実家じまいガイド運営者

企業の財務・事業の調査(デューデリジェンス)や資産の評価を本業としています。費用は内訳と前提条件に分けて示し、制度や税金は法令と国税庁・法務省・国土交通省・各自治体などの一次情報で確かめて、出典と情報の時点を記事に明記しています。

税理士・司法書士・宅地建物取引士などの資格は保有していません。個別の税務・法律の判断は、専門家にご確認ください。

運営者情報と記事の作り方を見る
遺品整理・特殊清掃
シェアする
タイトルとURLをコピーしました